お笑いコンビ「ロンドンブーツ12号」の田村淳さんは20184月から慶應大学の通信課程の学生として大学生活を経て、20194月から大学院に入り直していたことは有名でしょう。

その中で、大学院受験をした理由が「人の死に方」にもっと多様性を提案することとのことですが正直それを聞いてもよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

最近では、テレワークやフリーランスエンジニアなど個人事業主などが増え、働き方に多様性が増えてきましたが、安楽死などという死に方は現在の日本ではタブーとされています。

要するに死に方にも多様性を広げたいということです。

そんな中、202086日田村淳さん自身が務める株式会社itakotoの遺書動画サービス「ITAKOTO」のオンライン記者発表会に出席しました。

その会見の中では、相方の田村亮さんが実際に遺言動画を撮影した様子も紹介されました。

そこでこの記事では、田村淳さんが大学院に受験した理由である「死に方にも多様性を広げたい」ということについて深く掘り下げ、遺書動画についても紹介したいと思います。

ついでに高卒である田村淳さんがなぜいきなり大学院に入ることができたかについても解説します。

目次【本記事の内容】

 

高卒でも大学院に入ることができる!?

田村淳さんは大学院に入るまでは最終学歴が山口県の下関中央工業高等学校卒業でした。

アメトーークの「工業高校・農業高校芸人」に出演していたのでこのことを知っている人も少なくないでしょう。

大学院に入る2年前の2017年から田村淳さんは大学という存在と向き合うようになりました。

青山学院大学の法学部を目指してセンター試験・二次試験に向けて勉強する様子はAbemaTVの番組企画としても放送されたので大きな話題を呼びました。

しかし、結果は不合格でした。

それでも大学に入って勉強することを諦めきれなかった田村淳さんは比較的入りやすい慶應大学の通信課程に入学しましたが、仕事との両立が難しく、苦戦していました。

単位のレポートは提出できても肝心な試験を受けるためのスケジュール調整がなかなかうまくいきませんでした。

それから2,3ヶ月後に「何か他の学び方がないか」と考え始めたときに色々なアドバイスをいただきその中の一つの選択肢が大学院でした。

ここまでの経緯を聞いてみなさんが気になるのは「え、大学を卒業していなくても大学院に行けるの?」ということでしょう。

実際は大学卒業相当の経験を証明すれば受験ができるということでした。

田村淳さんが通っている大学院の学科はメディアデザイン研究科(KMD)です。

KMDでは、自分が実現したいプロジェクトを起点として、デザインや法律、経営、プロジェクトマネジメントなどを学ぶことができます。

KMDの受験にはこれまでの仕事(田村淳さんの場合は芸能の仕事)や自分が手がけてけたサービスなどを「大学卒業相当」の経験としてアピールするための書類提出や小論文の試験と面接があります。

これらの試験を合格して田村淳さんは大学院に入学できましたが、これを聞いた一般人で「高卒の自分でも大学院に入れるかも」などと思った人もいるかもしれませんが、そんなに簡単ではありません。

田村淳さんに限らず田村淳さんと同年代の40代で芸歴20年以上でテレビでの露出が多い芸人さんの中には高卒の方も少なくないでしょう。

しかし、20年という長年に渡って芸能界で生き残れる方というのは一般の大学や大学院を卒業した方の平均よりも様々な能力に長けているはずです。

要するに大学に入れないわけではなく大学に入るための勉強をしていなかったもしくは大学で勉強することに興味がなかっただけです。

ロンブー田村淳が大学院を受験した本当の理由

冒頭でも話しましたが、死に方にも多様性を広げたいということです。

実際大学院の面接の試験でも教授から「大学院に入ったら何がやりたいの?」と聞かれた際に「人は生きる上で、色んなことを主体的に選択する権利を持っています。でも、死に方についてだけは全然違う。そこを何とかアプローチしてみたいんです」と答えました。

これが冒頭で話した「itakoto」という遺書動画サービスを立ち上げた経緯がなんとなくわかりましたね。

ちなみに「itokoto」の由来は死者の霊を呼び寄せ、その意思を語るといわれている「いたこ」にちなんでいます。

実は2017年の夏に、「itakoto」を作るためにクラウドファンディングのプロジェクトも実施していましたが、「当時は、サービスをデザインすることも、尊厳死や安楽死にまつわる法律の知識も何もかも中途半端で真摯に死に向き合っていたとは言えない状態だったかもしれません」と田村淳さん自身が話していました。

田村淳さん自身がうまく伝えたいことを伝えられなかったこともあってお金もきちんとあつめられませんでした。

田村淳さんは大学院が夏休みに入ってからは、スケジュール調整してもらっていた仕事がたくさん入ってきてかなり仕事が忙しくなるものの、おじいさんやおばあさんにヒアリングすることを考えていました。

ヒアリングする内容としては、「そもそも100年生きたいですか?」「自分の葬式をどうしたいか、娘さんや息子さんに話していますか?」などのリアルな声です。

田村淳さんには死についてはもっとカジュアルに話せるようになれたらという思いがあるということですね。

相方の遺書動画でロンブー田村淳が気づいたこと

話題の遺書動画を以下に紹介します。

この動画で田村亮さんが話していた妻に対する思いと田村淳さんに対する思いが似通っているからまずいなーという内容が気になるものです。

お互いの遺書動画はまだ見ていないと言いますが、遺書動画に向か合う過程で「オレ、亮さんのことこんな風に思ってるんだな」という自分自身に気づきが田村淳さんにはあったそうです。

相手に遺書動画を送るということも大切な作業なんですが、自分にどうやって向き合えるかというところがこのサービスの本質でそれに気づいてほしいと田村淳さんは熱弁しました。

まとめ

ロンブーの田村淳さんは「人の死に方」にもっと多様性を提案することを目的に大学院に入学しました。

そして、202086日田村淳さん自身が務める株式会社itakotoの遺書動画サービス「ITAKOTO」のオンライン記者発表会の中では、相方の田村亮さんが実際に遺言動画を撮影した様子も紹介されました。

正直田村淳さんが死について深く考えていたとは思っていなかったですよね。

私自身安楽死に対しては肯定的な意見を持ってますので、田村淳さんの考えがもっと世間に浸透することを祈っています。