ビジネスシーンで「挨拶」は基本ですが、海外の取引先と仕事をするときなど、日本に拠点を置く国際企業などに勤めていると、さまざまな出会いに巡り合います。
そこでこの記事では、ビジネス英語における一般的な挨拶の返事の仕方などを中心に、必須単語と例文を挙げて紹介したいと思います。
英語でのメールにもお役立てください。
目次【本記事の内容】
挨拶の英語
はじめに英語の「挨拶する」についてお話します。
英語で「挨拶」は「greeting(グリーティング)」です。
日本でも「グリーティングカード」「グリーティングメッセージ」のようにすっかり生活にも浸透している外来語の一つですね!
「挨拶する」は動詞で「greet(グリート)」になりますが、フォーマルで固い場面では敬礼や会釈の意味を持つ「salute(サルート)」を使うことがあります。
おおむねビジネスシーンでは「greet」でカバーできますが、状況に応じて使い分けをするようにしてください。
発音に注意!!
英語で挨拶は「greeting」ですが、発音するときに気を付けたいのが「R」の発音です。
英語の「R」は日本語の「あいうえお」にない発音であるため、苦手な人も多いかもしれません。
コツとしては「う」って言うのをこらえるようにして発音することです!
しかし「R」の発音を「L」で発声してしまうと「gleet」になり、「膿が出る」「にじみ出る」という全く異なる意味になってしまうため、発音には十分気を付けなければなりません。
他に「fry(揚げる)」「fly(飛ぶ)」、「rice(お米)」「lice(シラミ)」などのように発音を混同してしまうと恥をかいてしまうような単語はたくさんあります。
ぜひ気を付けるようにしましょう。
初対面の場合、握手をする
ビジネスシーンで初対面の場合、相手の敬意を表す挨拶のカタチとして「握手」は欠かせません。
なぜなら、これからビジネスを進めていくであろう相手としっかり握手を交わすことで、「宜しくお願いします」「どうぞ信頼して下さい」という気持ちが体温を通して伝わるからです。
握手は男性の場合「しっかり」、女性の場合は「やさしく」握り、「軽く一度だけ振る」のが一般的です。
相手に近づきながら「右手」を差し出し、相手の目を見てにこやかに「Hello!」「Hi! How are you today?」と挨拶を交わしてみましょう。
握手は「目上の人から差し出す」というのが一応の決まりになっていますが、忙しいビジネスシーンではさほど重要ではないことがほとんどのようです。
挨拶に関する例文
つづいて「挨拶」に関する例文を状況別に挙げてみましょう。
ビジネスシーン、ビジネスメール、また日常生活でも「挨拶」の言葉は必須です。
初対面の場合に使える例文
初対面の場合に使える例文を以下に6つ挙げます。
Hello, my name is Jiro Yamada.Nice to meet you.
訳:初めまして。山田二郎です。お会いできて光栄です。
Nice to meet you, too. My name is Wang Ming.
訳:こちらこそ初めまして。王明です。
How are you today?
訳:ご機嫌いかがですか?
Good thank you, and you?
訳:とても良いです。あなたは?
Not too bad. Thank you.
訳:まあまあです。ありがとうございます。
See you a bit later!
訳:それでは、また後ほど!
別れ際に使える例文
別れ際に使える例文を以下に7つ挙げます。
I had such great time today.
訳:今日は楽しい時間を過ごさせていただきました。
Me,too.(or Same here)
訳:私もです。
I’m looking forward to seeing you again.
訳:またお会いできるのを楽しみにしております。
Absolutely. Please stay in touch.
訳:はい。お互い連絡を取り合いましょう。
Have a great afternoon!
訳:それでは素敵な午後をお過ごし下さい。
You,too(or likewise)
訳:どうぞ、あなたも!
See you around.
訳:それではまた。
メールで使える挨拶の例文
メールで使える挨拶の例文を以下に挙げます。
Hello,
My name is Taro Tanaka from N corp.I am in charge of sales department and I would like to introduce one of our products for your company.I will be happy if you make some time for me.
Best regards,
訳;Nコープの田中太郎です。私は販売部の責任者で、ぜひ弊社の商品を紹介させていただきたく思っております。
どうかお時間を作っていただけないでしょうか?宜しくお願い致します。
メールに使える返事の例文
メールに使える返事の例文を以下に挙げます。
Thank you so much for prompt reply.I take this great opportunity and proceed to sign the contract.
Regards,
訳:迅速にお返事いただきありがとうございます。ぜひ、この機会に契約をさせていただきたいと思います。
I appreciate your offer.I would like to consider to purchase your program.Please let me finalize the order in couple of days.
Kind regards,
訳:お申し出をいただき感謝しております。プログラムの購買を検討しますので、2,3日お待ちいただけませんか?
日常生活で道端でバッタリ会った際に使える例文
日常生活で道端でバッタリ会った際に使える例文を以下に挙げます。
Hi, how are you feeling this morning?
訳:今朝の調子はどう?
Great, and you?
訳:なかなか良いよ。あなたは?
Fantastic.
訳:絶好調さ。
It’s nice day today.Sun came out.
訳:いい天気ですね。太陽も出てきたし。
Oh yes..The weather is getting better.
訳:本当に。気候がよくなってきましたね。
Hope you have good weekend.
訳:良い週末が過ごせるとよいですね。
Likewise.
訳:あなたもね。
挨拶で覚えておくべき単語
最後に「挨拶」で覚えておくべき単語を紹介したいと思います。
「挨拶」に関係する動詞を以下に7つ挙げます。
- greet:挨拶する
- salute:挨拶する、敬礼する、会釈する
- bow:お辞儀をする
- shake hands:握手をする
- keep in touch:連絡を取る
- liaise:連携する
- postpone、put off:延期する
「挨拶」に関係する名詞を以下に10挙げます。
- greeting:挨拶
- opportunity:機会
- message:メッセージ
- visitation:訪問
- reception:受付
- appointment:約束
- speech:スピーチ
- presentation:プレゼン
- deal:取引
- negotiation:交渉
ビジネス英語におけるおススメの挨拶文まとめ
ビジネスシーンで「挨拶」は相手にグッと近づける絶好のチャンスです。
初対面の場合は握手を交わし挨拶は軽めに済ませるようにし、しゃべり過ぎに注意しましょう。
笑顔で「See you later」「Have a good day」と会話を笑顔で終わらせることも大切です。
また、ビジネスメールでは締めの言葉として相手への敬意を表す「Best reagards,」「Kind regards」などを忘れないようにしましょう。