英検,TOEIC,TOEFL,IELTSなど英語力を測る試験はたくさんあります。

いったいどれを受ければいいのだろう?という人はいるでしょう。

そこでこの記事ではTOEICTOEFLの違いやどちらビジネス向けであるかを中心に紹介したいと思います。

目次【本記事の内容】

 

TOEICTOEFL5つの違い

TOEICTOEFLの違いは5つほどあります。

その1 受験目的の違い

1つ目は受験目的の違いです。

TOEICは、日常生活やビジネスでの英語のコミュニケーション力を測るテストです。

日本企業のTOEICの認知度はとても高く、就職や転職、企業の査定基準に導入されていて昇進や昇格のために受験する人もいます。

高校生以下の学生は帰国子女などが多く、コミュニケーションレベルを確認するために受験している人が多いようです。

TOEFLは、英語を母国語としない人が対象の試験で、海外の大学に入学するための英語力評価基準として活用している大学が世界中にあります。

留学や移住の申請で英語力を提示するために受験する人が多いようです。

その2 試験結果の違い

2つ目は試験結果の使い方の違いです。

TOEICは、日系企業からの認知度が高く、就職や転職の際の英語力のアピールとして有効になることが多いです。

900点台になると求人にある英語力の条件は満たしていることが多いでしょう。

スコアに実力が伴っていれば、英語を使う仕事の幅も広がるでしょう。

TOEFLは、自分の英語力の4技能のレベルを把握できる点がメリットです。

高得点が取れるようになると、総合力が身に付いているということが世界レベルで評価、認識されるでしょう。

世界130か国での認知度も高く、世界レベルとの比較も可能です。

留学の際の審査に有利になるだけでなく、就職や昇進にも役立てられることもあるようです。

総合的に英語の実力が付いているので、学業でもビジネスでも役立つシーンは広いはずです。

その3 受験者の違い

3つ目は受験者の違いです。

TOEICは、就職やビジネスに活かしたいビジネスパーソンの受験と思われがちですが、小学生からお年寄りまで制限はないため、社会人と学生の割合は半々くらいです。

しかし、近年は企業の英語のニーズも高まり、社会人現役層の受験がさらに増えているようです。

TOEFLは、海外の大学に留学するための基準を満たすための高校生や専門・大学・大学院生が多いようです。

海外就職や移住を目的とする社会人も受験しています。

その4 問題内容の違い

4つ目は問題内容の違いです。

TOEICは、リスニングとリーディングのテスト、スピーキングとライティングのテスト、スピーキングのみのテスト、初級レベル対象のリスニングとリーディングのテストがそれぞれ開催されています。

個人申し込みによる公式テストと企業や団体主催のTOEIC-IPがあります。

TOEFLは、インターネット受験のiBT、学校や団体受験のIPTが行われています。

テスト内容は、リスニングとリーディング、スピーキングとライティングの4技能のすべてが測られます。

スピーキングやライティングについては、パソコンを介して回答することになります。

試験の内容が、日常により近いTOEICのほうが、比較的難易度が低いといわれています

TOEFLは、より専門的でアカデミックな内容が多く含まれていて、数多くある英語試験の中でも難易度は高めと認識されているようです。

その5 開催団体の違い

5つ目は開催団体の違いです。

TOEICの運営実施団体は、日本にある国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)です。

公式テストは、IIBCの主催です。

TOEIC-IPテストは、IIBCを通じて企業や団体が開催を主催します。

TOEFLの開催団体は、アメリカの教育試験サービス(ETS)です。

ちなみに、このETSは、TOEICの試験の開発や試験結果の評価も行っている機関です。

TOEICTOEFLの難易度の比較

TOEICTOEFLでは、TOEFLの方が難しいです。

まず、リスニングに関して、TOEICの放送で流れる英語は、比較的ゆっくりで、すべてネイティブスピーカーです。

日常的に触れている身近な内容が多いので比較的、何について書かれているか、何が話されているかのイメージも掴みやすいでしょう。

TOEFLは、大学の講義やディスカッションのシチュエーションのものが多く、話される英語は早く感じたり、聞き取りにくいことがあったりするのが特徴です。

リーディングの内容も、専門的でアカデミックなものが多く、ネイティブであっても勉強をしていないと分からないほどの問題が出るといわれています。

TOEICは、10990点で採点します。

日本人の平均スコアは、560580前後です。

TOEFLは、iBTの場合、各セクションが030点で採点され、その合計(満点120)が出されます。

日本人の平均スコアは、70前後のようです。

TOEICTOEFLの完全なスコア換算は出せませんが、TOEICスコア990の満点でもTOEFLでいう100前後と言われることが多く満点までにはさらに力が必要のようです。

TOEICTOEFL以外の英語の試験

本題から少し逸れますが、TOEICTOEFLの他に、IELTSという英語の試験があります。

IELTSも、4技能のすべての力が測られるという点は、TOEFLと同じです。

IELTSは、試験でPCが使われることはなく、リーディングやライティング、リスニングは、学生時代のような筆記試験、スピーキングは試験官と直接話す面接スタイルで行われます。

TOEFLがアメリカ英語に特化されているのに対し、IELTSは、イギリス、もしくはイギリス関連国の英語が使われています。

TOEFLはイギリスの大学では採用されていないので、イギリス留学を希望する人はIELTSの受験が適しています。

TOEFLは、4技能の合計が一点刻みで算出されますが、IELTSのスコアは、0.59.0まで0.5刻みで4技能全体の平均点でのスコア算出になります。

TOEFLには、iBTの他に、PBTというものを目にすることがあります。

PBTは、試験会場でペーパーテストで行われるものですが、現在、日本では実施されていないようです。

世界的にもペーパーテストは縮小傾向のようです。

また、ITPというものもあります。

ITPは、企業や大学などが主催して行うTOEFLテストで、個人での申し込みはできません。

大学生や英会話スクールに通っている人はITPを受かる機会が多いかもしれません。

TOEFLの勉強法

TOEFLの勉強法は3つあります。

単語力の強化

1つ目は単語力の強化です。

TOEFLで高得点をあげるには、相当のボキャブラリーが必要になります。

アカデミック(伝統的・学究的)な内容も多いので、普段の生活では使わないような単語もたくさん出てきます。

単語力は、程度の差はあっても4技能のすべてに関わるものなので、効率的に学んでおきたいところです。

いろいろな分野のトピックに触れるようにしましょう。

知らない単語が出てきたら、どう処理してどう管理するかは自分に合った方法をぜひ、見つけてください。

単語帳などにピックアップするなどして使えるレベルになるまで学習します。

まずは、知らない単語があれば意味を調べます。

その意味をイメージして、簡単な英語に置き換えて説明してみましょう。

うまくできないときは、英英辞書などを参考にしてください。

その単語に関連する英語も思いつくだけ一緒に覚えるようにしましょう。

反意語、同義語、類義語、関連用語などを同時にチェックしていくことで、ひとつひとつで覚えるよりも記憶に定着します。

理解しているかを確認するには、英文を作成してみるのが効果的です。

また、音声確認は必須で、単語でも文章でも、口を動かして声に出して覚えることを忘れないでくださいね。

スマートフォンアプリなどで管理して、日常の中での隙間時間で、確認できると習得は確実になっていくでしょう。

単語を覚えることは地道な作業ですが、学習法を工夫することで、4技能のスキルを伸ばすことにも繋がっていくので、結果的には、かけた時間も有効になります。

集中してリスニングをする

2つ目は集中してリスニングをすることです。

たくさん聞き込んでより多くの英語に触れることは大切です。

その聞くときに、しっかり意味を受け取りながら聞く意識を持ちましょう。

1時間、何かをしながら何となく聞き流すよりも、10分間、集中して聞く学習のほうがリスニング力は向上していきます。

聞いた後に、理解しているかを確認するために、要約を書き出すこともおすすめです。

英語で書けば、語彙の強化やライティングのトレーニングにもなるでしょう。

リスニングは、長いものもあるので、聞いた英語の内容を記憶しておく力や、メモを取りながら聞く練習もしておいたほうがいいでしょう。

トピックの目的、内容の中の5W1Hなどを意識してキーポイントを掴んでいく練習をしてみましょう。

表現レパートリーを増やす

3つ目は表現レパートリーを増やすことです。

スピーキングやライティングなどには、表現の幅を広げておくと役に立ちます。

普段の学習で新しい表現をどんどん吸収していくことを意識しましょう。

リーディングをしているときにも、ただ読むのではなく、文章を分析することも取り入れて、どんな表現が使われているかを見つけていきます。

リスニングしている時も同じで、スクリプトを確かめると、新しい表現はいくつも見つかるはずです。

話はじめ、具体例、理由や根拠、締めの言葉の最初の言い回しのレパートリーを増やしておくと、途切れることなく、すらすらと連続的に話すことを助けてくれると思いますよ。

ピックアップして、その表現を使った文章をさらに探して例文に触れたり、活用シーンをしっかり思い浮かべたりしてニュアンスを掴みましょう。

自分で口に出したり、書いたりして文章が作れたら、将来(試験の時も)にアウトプットできる確率はぐっと高くなるでしょう。

TOEICTOEFLまとめ

TOEICTOEFLは、難易度も目的も異なるので、受験の際は、募集要項や試験内容をしっかり確認しておきましょう。

どちらも試験形式に慣れておく対策は欠かせません。

TOEFLの難易度は高いので、短期間でスコアアップ!ということは難しいかもしれませんが、総合力を上げ、自分の英語力を測っていくための、いいバロメーターにもなりそうです。

ただ、TOEFLの方が難易度は高いですが、TOEICの方がビジネス向けですね!